2025年12月8日、リードインクス株式会社 代表取締役社長 兼 CEOの柏岡潤が、東京経済大学「保険論」(石田成則教授)にてゲストスピーカーとして登壇し、「テクノロジーが変える保険の未来 ― インシュアテック企業から見たDXの可能性 ―」をテーマに特別講義を行いました。

講義では、リードインクスが推進するデジタル保険の取り組みを軸に、保険業界が直面する課題と、その課題に対してテクノロジーがどのように解決策を提示しうるのかを解説。特に、AI による保険金査定の自動化や、生活データを活用した新しい保険モデルの紹介では、学生の関心度も高く、真剣に耳を傾ける姿が多く見られました。
アンケートには「保険のイメージが一変した」「デジタルと保険の掛け合わせに大きな可能性を感じた」「将来のキャリアの視野が広がった」といった前向きなコメントが多く寄せられ、学びの深さがうかがえました。
「保険をもっと身近に」——デジタルが変える“安心”の提供
柏岡は講義の冒頭、現在の日本の保険業界の構造や課題に触れました。
「これまで、保険の契約手続きの多くが紙ベースや対面で行われていた中、若年層の加入率は低い傾向にあった。だが、スマートフォンの普及とともに“保険に加入する場所”が変わり、その傾向も変化の兆しがある」
リードインクスでは、ソフトバンクのグループ会社をはじめとした事業会社と連携し「組み込み型保険」や「マーケットプレイス型保険」を通じて、日常生活の中で自然に保険に触れられる仕組みを実現しています。
学生たちも「PayPayで保険を見たことがある」「使ったことがある」と共感の声を上げ、デジタル時代における保険体験の変化を実感していました。
AIがもたらす、新しい保険の形

今回の講義で特に学生の関心が高かったテーマが 「AIが保険をどう変えるか」 でした。
「AIは“過去データに基づく均一な保険料”というこれまでの当たり前を変える可能性があります。 生活習慣・移動情報・健康データなどを本人が安全に管理したうえで活用できれば、もっと個別最適な保険が生まれるはずです。」
また、保険金査定の自動化やリスク予測など、すでに動き始めている実例として
- Yahoo!ショッピング 返品送料保険での AI-OCRによる査定自動化
- ヘルスケアデータを用いた パーソナライズ型の保険開発
などを紹介。
学生アンケートでは「AIの活用でここまで変わるとは思わなかった」「保険業界のイメージが180度変わった」といった声が多数寄せられました。
学生からの質問で深まる議論
質疑応答では、「若年層の保険加入を増やすには?」「AI時代の保険はどう変わるか?」など、学生たちから積極的な質問が相次ぎました。
柏岡は、実際にリードインクスが進めている「1Day自動車保険」や「熱中症保険」、「返品送料保険」など若者の生活にも寄り添う商品開発を紹介しながら、「テクノロジーを活かして“リアルな課題”を解決することがイノベーション」と語りました。
「AI時代のキャリア」は“学び続ける姿勢”が一番の武器に
講義の後半では、柏岡が自らのキャリアと考え方を語りました。
「先の見えない時代だからこそ、“学び続ける姿勢”が一番の武器になる。社会に出てからも、疑問を持ち、学び、変化に柔軟であることが大切です」
AIとキャリアの関係についても、学生に向けて大きなメッセージがありました。
「今のAIは“答えを出す”ことは得意ですが、“何を問うべきか”は人間にしかできません。 これからは、事象を深く観察し、自分なりの問いを立てられる人が価値を発揮します。」

学生アンケートでも
- 「AIを使いこなすのは“思考力”だと理解できた」
- 「問いを立てることの重要性を実感した」
など、キャリア形成面での気付きが多く、特にポジティブな反応が目立ちました。
講義の最後、
「社会は常に変化しています。大切なのは、変化を恐れず、面白がること。変化の中にこそ、チャンスがあります」
とメッセージ。
今後に向けて
リードインクスは今後も、大学や産業界との連携を通じて、デジタル保険・インシュアテックの可能性を広く発信していきます。
今回の特別講義は、未来の社会を担う学生に対し、AIとデジタルの力で保険の可能性を広げるという同社の考えを体感してもらう貴重な機会となりました。今後もこのような機会を通じて、我々とともに保険業界を盛り上げる人材の育成に微力ながらも寄与していきたいと考えています。